Entries from 2019-04-01 to 1 month
1.都市化の話 都市化でいうところの「urban」の定義は国によって異なるが、一般的に数千人の居住者が比較的密集する場所を都市部と呼ぶ。ある国では2000人で都市と呼ぶこともあれば、別の国では5000人でそうなることもある。「都市密集地帯(urban agglomera…
海外出張のため飛行機に乗ることが多い私は、環境負荷の高い仕事をしてることになる。今の職場では無理だが、かつては毎月海外へ飛んだり、スーツケースを2つ用意して自宅に到着したら準備していた2つ目のスーツケースと持って帰ってきたばかりのものと入れ…
UNESCO (1996). "Learning: the treasure within" (PDFはこちら、通称「ドロール報告書」)では、「学習の4本柱」が示され、今でも重要なメッセージを伝えています。「21世紀教育国際委員会」と銘打たれたチームが出した報告書ですから、当然かもしれません…
今のところ、私の教員としての最大の欠点は、待つのが苦手なこと。これは、実は致命的にマズイ時もある。 SNSの書き込みでも多忙な自分を描いており、それは事実ではあるが、ペースの違う人、特に学生にとっては「いつも忙しそうな先生」という印象を与え、…
16歳のグレタ・トゥーンベリさん(スウェーデン人)は、環境保護活動家。 私はポーランドでCOP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)が開催される直前に、彼女のことを知りました。学部時代、地球の有効放射量を卒論で書いて理科教師をしていた私としては…
2018年度のUNESCOキャンプでは、ニュージーランドから基調講演のために来ていた学校カリキュラムの専門家と「持続(不)可能な状況を前に、多くの人が目の前のことで精一杯で、まるでGOTだ。誰も『冬』に備えることができてない。人類が滅亡するかもしれない…
5月には書店で入手できると思います。著者が多かったので、編者の方、本当にお疲れ様でした!執筆者も章によっては共著になり、ご調整が大変だったと想像します。 SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を 作者: 北村友人,佐藤真久,佐藤学,望月要子…
(追記, 20190702)"Sustainable Development Report 2019" が2019年6月に刊行されました。Sachs, J., Schmidt-Traub, G., Kroll, C., Lafortune, G., Fuller, G. (2019): Sustainable Development Report 2019. NY: Bertelsmann Stiftung and Sustainable D…
新卒枠とか第2新卒とか無くなると良いとは個人的には思います。履歴書に空白時間があっても、「人生の充電してました」とか通用するように。 「役立つか否か」が重視される「人材育成」だと、「社会に必要とされる」技能を獲得する競争が強くなるかもしれま…
2019年度は、8月下旬に訪問予定で、期間は12日間です。 内容は、教育におけるICT活用、UNESCO「バルト海」プロジェクト参加9カ国の若者との交流(SDトピックの議論とフィールドワーク)、そしてエストニアのお客様を迎えて日本と上智大学の紹介です。盛りだ…
地球の境界(プラネタリー・バウンダリー)2.0 https://www.ishes.org/keywords/2015/kwd_id001823.html 講義では9分ぐらいから13分ぐらいを観ますが、残りは各自で。 Let the environment guide our development | Johan Rockstrom Stockholm Resilience Ce…
教科書Sachs, J.D. (2015). The Age of Sustainable Development, Columbia Uni Pr https://amzn.to/2Sz5N2Z The Age of Sustainable Development 作者: Jeffrey D. Sachs 出版社/メーカー: Columbia Univ Pr 発売日: 2015/03/03 メディア: ペーパーバック …