丸山の講義補助

Contents for Higher Education for Sustainable Development

UNESCO

#深いESD のフレームワーク

本研究「大学における「深いESD」プログラムの開発と評価に関する実証的研究」では、次のような枠組みとデザインで研究を進めます。 ESDからSustainable Educationへ 1. ESD (Education for Sustainable Development) 2. Education for Sustainability 3. Su…

科研費データベースから先行研究を位置づける

2005年以降の科研費による研究において「ESD」をキーワードとし、本研究(大学における「深いESD」プログラムの開発と評価に関する実証的研究)に関連する先行研究を整理 1. アプローチ:変容学習・ウェルビーイング・システム思考・アート 自己変容をもたら…

Higher Education for Sustainability: Leicht, Heiss & Byun eds. 2018. Issues & Trends in ESD

Leicht, A., Heiss, J. & Byun, W.J. eds. (2018). Issues & Trends in Education for Sustainable Development (PDF) Part I: Understanding ESD Chapter 1. From Agenda 21 to Target 4.7: the development of ESD 1-1. Integrating ed into SD 1-2. Integ…

リテラシー、ノンフォーマル教育(国際教育開発論2)

リテラシー literacy(識字)の一般的な定義は、「読み書き算ができること(日常生活における簡単な文章を読むことができ、理解でき、簡単な計算ができること)」を指す。これを「基礎的識字(basic literacy)」と呼ぶこともある。 「機能的識字(functiona…

ESDとインクルーシブアプローチ (国際教育開発論2)

社会的包摂の3側面 前回は、教育アクセスから教育の質へ移行する話でした。EFAの時代、教育アクセスは最重要課題とされ、近代学校へ通学することが「教育」を実際には意味する場面もありました。SDGsが始まるとEFAの内容が拡張され、中等教育段階への拡がり…

夏休み、しばらく音信不通に

世界教育学会(WERA)国際大会(Focal Meeting)が、東京大学と学習院大学で開催されます。どこの国で開催されても同様に現地の教育学会大会と共同開催という形です。日本の場合は、日本教育学会(JERA)第78回大会と同時に開催され、WERAかJERAかに申し込む…

UENSCO(1996)が示した21世紀の学習から

UNESCO (1996). "Learning: the treasure within" (PDFはこちら、通称「ドロール報告書」)では、「学習の4本柱」が示され、今でも重要なメッセージを伝えています。「21世紀教育国際委員会」と銘打たれたチームが出した報告書ですから、当然かもしれません…

人類共通の課題「Winter」に向けて立ち上がる: GOT最終章が始まりましたね

2018年度のUNESCOキャンプでは、ニュージーランドから基調講演のために来ていた学校カリキュラムの専門家と「持続(不)可能な状況を前に、多くの人が目の前のことで精一杯で、まるでGOTだ。誰も『冬』に備えることができてない。人類が滅亡するかもしれない…

『SDGs時代の教育』完成(私はリテラシー・ノンフォーマル教育を執筆)

5月には書店で入手できると思います。著者が多かったので、編者の方、本当にお疲れ様でした!執筆者も章によっては共著になり、ご調整が大変だったと想像します。 SDGs時代の教育:すべての人に質の高い学びの機会を 作者: 北村友人,佐藤真久,佐藤学,望月要子…

エストニアへのスタディツアー、テーマは「持続可能な社会構築」

2019年度は、8月下旬に訪問予定で、期間は12日間です。 内容は、教育におけるICT活用、UNESCO「バルト海」プロジェクト参加9カ国の若者との交流(SDトピックの議論とフィールドワーク)、そしてエストニアのお客様を迎えて日本と上智大学の紹介です。盛りだ…